リスの飼育施設で餌などについて取材する「こども記者」=武蔵野市の井の頭自然文化園で
本紙の子育てウェブメディア「東京すくすく」と東京動物園協会による体験イベント「こども記者が行く!井の頭自然文化園のお仕事調査ツアー」が17日、東京都武蔵野市の同園であった。小学生と保護者4組が、開園前の準備の様子や動物の餌やりなどを取材した。
こども記者らは、動物解説員の山崎彩夏(さいか)さんの案内で、普段は見られない開園前の作業や「動物園の台所」と言われる動物飼料調理室を見学。ニホンリスの飼育施設では、好物のクルミやヒマワリの種、果物を食べる様子を観察した。
リスは「朝が一番活発」と説明を受け、府中市の小学5年玉村環奈さんは「夜は何をしてるのですか」と質問。「私たちと同じ。おうちに帰ってお休みしてます」と聞き、メモしていた。
取材後、こども記者たちは新聞作りにも挑戦。墨田区の小学4年土井晴(はる)さんは、同園で飼育する絶滅危惧種のツシマヤマネコについて記事をまとめ「大切に守っていかなければと思った」と話した。(奥野斐)