紛争続く中東の歴史解説 立川で広島市大・田浪准教授が講演

パレスチナとイスラエルの歴史などを解説する田浪亜央江准教授=立川市で

中東地域を研究する広島市立大国際学部の田浪亜央江(あおえ)准教授の講演会が17日、東京都立川市幸町のこぶし会館であった。イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘で市民が犠牲となっているパレスチナ自治区ガザについて、停戦などを求める継続的な運動が必要と訴えた。

田浪准教授は、1948年のイスラエル建国で分断されたパレスチナの歴史や、戦争や紛争が続く中東の歴史を解説。90年代の湾岸戦争を例に、国内での反戦運動は「散発的だった」と指摘した。

一方、昨年10月のガザ攻撃以降は、個人が交流サイト(SNS)や街頭で停戦の訴えを発信するなど、従来とは異なる形の運動も出てきているとして「一過性で終えてはならない」と話した。

講演会は、地元の市民グループ「市民のひろば・憲法の会」が、毎年8月と12月に開催している「心に刻む不戦のつどい」の一環で企画。約70人が参加した。(服部展和)


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