関東地方は21日も気温上昇と湿った空気の影響で大気の不安定な状態が続き、東京都内では同日夜、激しい雷雨に見舞われた。レーダーによる解析では、港区付近で午後7時までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。気象庁は低地の浸水や土砂災害への警戒を呼びかけた。
◆東海道新幹線とJR山手線が一時運転見合わせ
世田谷区でも、雨量計による実測で午後6時すぎまでの1時間に52.5ミリの非常に激しい雨を観測した。
東京都と気象庁は午後7時すぎに、渋谷区や港区を流れる「渋谷川・古川」が今後氾濫する恐れがあるとして、警戒レベル4(5段階の上から2番目)相当の「氾濫危険情報」を発表し、流域の住民に建物の2階への避難など、浸水への警戒を呼びかけた。
影響で東海道新幹線とJR山手線が運転を一時見合わせた。(宇佐見昭彦)
大雨の影響で大きな水たまりができたJR新橋駅前=21日夜、東京都港区で(布藤哲矢撮影)
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