観光・文化交流協定を結んだ渋谷区の長谷部区長(左)と高知市の桑名市長=渋谷区役所で(区提供)
「よさこい」のイベントを通して交流してきた東京都渋谷区とよさこい祭り発祥の地の高知市が23日、観光と文化を通して交流を深める協定を結んだ。
原宿・表参道エリアでは2001年から、高知市をはじめ都内外のよさこいチームが参加する「原宿表参道元氣(げんき)祭スーパーよさこい」を開催。今年も24、25日に催された。主催する地元の商店街を中心に交流を重ねており、さらに行政同士でも連携を深める。
協定により、区内の学校給食で高知市の郷土料理を提供することや、来年度にはスーパーよさこいに参加している原宿外苑中学校の生徒が修学旅行で高知市を訪れることが決まった。
区役所であった締結式には、長谷部健区長や高知市の桑名龍吾市長らが出席。長谷部区長はスーパーよさこいについて「今では夏の終わりの風物詩になった」と語り、「互いの街を肌で体験できる交流を深めていけたら」とあいさつした。(浜崎陽介)