母校の児童たちと握手やハイタッチをするウルフ・アロン選手=葛飾区の小松南小学校で
パリ五輪柔道男子100キロ級日本代表のウルフ・アロン選手が2日、母校の東京・葛飾区立小松南小学校を訪れ、「ありがとうの会」に出席して児童450人と交流した。
ウルフ選手は「たくさんの応援をありがとうございました」とあいさつ。児童代表から「小松南小のスーパーヒーローです。夢と感動をありがとうございました」などとする感謝状を受け取った。
「試合のときに意識していること」を聞かれ、「負けないように失敗しない方法を考えている」と答えた。「どんな朝ご飯を食べていますか」という質問には「小学生のころはご飯とみそ汁などのバランスの良い日本食」と話した。柔道の投げ技も披露し、一人一人と握手やハイタッチをした。
双子でいずれも2年の中村和仁さん(8)は「柔道を始めてみたいと思った」、貴仁さん(8)は「遊びでやっていたことが大きなことにつながってすごい」と話した。ウルフ選手は区役所も訪問。青木克徳区長から、区が伝統工芸品に指定する「東京打刃物」の名入り包丁を贈られた。(鈴木里奈)