復員兵の家族が語る 戦争トラウマの影響 あす、渋谷で集会

太平洋戦争の過酷な戦場体験で心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんだ元日本兵の家族らが体験を語り合う「PTSDの日本兵の家族の思いと願い東京証言集会」が8日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれる。当事者や支援者でつくる「PTSDの日本兵家族会・寄り添う市民の会」(黒井秋夫代表)が企画した。

復員後の無気力や暴力、アルコール依存など、兵士が戦場で心に傷を負う戦争トラウマ(心的外傷)の影響について、家族が証言する動きは広がりつつある。父が戦争トラウマに苦しんでいたことを知った黒井さんが2018年、武蔵村山市で「PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会」を立ち上げたのをきっかけに、大阪や千葉でも同様の会が発足。黒井さんが代表を務める会は昨年10月、現在の名称に変更した。

集会では、臨床心理士の信田さよ子さんと上智大の中村江里准教授が「戦争トラウマと家族トラウマ」をテーマに対談。黒井さんが会の活動などを報告し、他の元日本兵の家族が体験を語り合う。

午前10時~午後3時15分にセンター棟4階セミナーホールで。資料代500円。定員は先着300人で直接会場へ。問い合わせは黒井さん=電080(1121)3888=へ。(服部展和)


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