吉村昭さん作品 声で伝える「悠遠忌」 出身地・荒川で14日

来場を呼びかける桑原さん(右)と田中さん=台東区で

現在の東京都荒川区に生まれ育った作家・吉村昭さん(1927~2006年)の作品について学ぶ「悠遠(ゆうえん)忌」(東京新聞など後援)が14日午前10時から、荒川区荒川1の荒川区民会館サンパール荒川で開かれる。15回目となる今回は「声で伝える吉村昭」として朗読による紹介に力を入れる。

悠遠忌は、愛読者らでつくる「吉村昭研究会」などが主催しており、吉村さんの命日の7月31日前後にほぼ毎年開催していた。近年は夏の暑さを考慮して時期をずらしている。

今回は朗読家の庄山晃さんが登壇し、短い作品を読み聞かせながら吉村作品の魅力について語る。俳優で朗読家の田中泰子さんは、来年1月に映画が全国公開される「雪の花」を朗読する。吉村さんの長男の司さんによるあいさつもある。

研究会代表の桑原文明さんは「初めてとなる男性による朗読を披露したり、映画化で話題になる作品を取り上げたりすることで、吉村さんの作品の面白さが伝わればいい」と話す。

入場料は大人千円、学生500円。問い合わせは桑原さん=電080(6393)2549=へ。(中山高志)


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