寄り添うインドサイの親子=多摩動物公園で(東京動物園協会提供)
多摩動物公園(東京都日野市)は5日、インドサイの赤ちゃんが今月3日に生まれたと発表した。同園でのサイの誕生は1973年12月以来、約50年ぶり。
同園によると、赤ちゃんは性別不明で、母親は「ゴポン」(24歳)、父親は「ビクラム」(推定23歳)。
生まれた後、赤ちゃんは立ち上がり、母親に近寄るなどの様子が見られ、授乳も確認した。5日現在、母子ともに元気で落ち着いているという。室内で管理するため、当面は公開されない。
インドサイは、国内では同園を含む4園で飼育(昨年末現在)。同園では今回生まれた赤ちゃんを含め、3頭を飼育する。
インド北部やネパール南部の川辺の草原などに生息し、単独で縄張りを持ち生活する。木の葉や枝などを主食とする。(北浜修)