パリパラリンピックの車いすラグビーで、日本初の金メダルに輝いた代表選手らの祝賀式典とパレードが12日、東京・渋谷の中心街であり、詰めかけた多くの人が歴史的快挙を祝った。
パレードで声援に応える池透暢主将(手前左から2人目)ら車いすラグビー日本代表のメンバー=12日、東京都渋谷区で(七森祐也撮影)
ハチ公前広場であった式典には選手9人が出席。主将の池透暢(ゆきのぶ)選手(44)が「やっと日本に金メダルを持って帰ることができた。ぼくたちを熱くさせてくれる応援をありがとうございました」とあいさつした。続いて渋谷センター街のバスケットボールストリートを行進。沿道の人らが拍手しながら「おめでとう!」と声をかけ、選手らは手を振って応えていた。
池透暢主将(手前)ら車いすラグビー日本代表のメンバー=12日、七森祐也撮影
渋谷区と日本車いすラグビー連盟は、連携して競技の普及啓発に取り組み、区が練習場所に区内の体育館を貸し出している。選手らは、区内の小中学校で車いすラグビーの体験会を催し、障害を乗り越えて競技に打ち込む思いを伝えている。(浜崎陽介)
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