浴衣や着物の素晴らしさ海外へ 文京で着こなしなど競う全国大会

(左から)斎藤さん、宇佐美さん、藤田さん、標さん親子=文京区で

浴衣の着こなしや所作の美しさを競う「ゆかたアワード2024全国大会」(民族衣裳文化普及協会主催、本社後援)が21日、東京都文京区内のホテルであった。グランプリには、愛知県半田市の名古屋市立大2年、藤田亜海さん(21)が輝いた。

藤田さんは、黒と白地に赤いツバキの柄の浴衣姿。「今夏まで1年間、スイスにバレエのため留学し、日本人としてのアイデンティティーを大切にしたいと感じた。浴衣や着物の素晴らしさを海外の人と共有していきたい」と受賞の喜びを語った。

この大会には、全国13会場の予選を勝ち抜いた18人が色とりどりの浴衣で登場。準グランプリには、三重県東員町の宇佐美亜海さん(26)と横浜市青葉区の斎藤美奈子さん(51)、審査員特別賞には葛飾区の標(しめぎ)美補子さん(56)と乃利佳さん(24)の親子が選ばれた。(増井のぞみ)


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