期日前投票に訪れた有権者=杉並区役所で
衆院選(27日投開票)と、最高裁の裁判官が職務にふさわしいかをチェックする国民審査の期日前投票が16日、始まった。東京都内では、役所や商業施設など投票所計318カ所を開設する。準備期間が短く、投票所入場券の発送が間に合わない自治体もあり、各選挙管理委員会は「入場券がなくても、本人確認ができれば投票は可能」と呼びかけている。
期日前投票は、原則26日までの午前8時半~午後8時。期間や時間は投票所によって異なる。
杉並区では、入場券の発送が遅れ、区民に届くのは18~22日になる見込み。区役所に設けられた投票所では、宣誓書に氏名を書いてもらった上で選挙人名簿と照合し、本人と確認して投票用紙を渡していた。
2021年の前回衆院選では、都内小選挙区の投票率は57.21%。期日前投票者は221万8319人だった。(奥野斐)