ベトナム人ガールズバーを許可なく営業したとして、警視庁保安課は21日、風営法違反(無許可営業)の疑いで、経営者のズオン・ティ・ミン・ホン容疑者(28)=台東区=や従業員らベトナム国籍の女計17人を逮捕したと発表した。
ベトナム人ガールズバーグループから押収された民族衣装のアオザイなど=本富士署で
同課によると、ズオン容疑者らは湯島や上野など都内5カ所でベトナム人女性を従業員とするガールズバーを経営。2019年3月以降、計約4億4000万円を売り上げた。従業員はベトナムの民族衣装アオザイを着て、カウンター越しに接客。多くは留学などの在留資格で来日しており、不法就労の疑いもあるとみて調べている。
逮捕容疑では今年9月から10月にかけ、経営するガールズバー5店舗で、風俗営業の許可がないまま、従業員に男性客を接待させたとされる。同課によると、ズオン容疑者ら10人は「接待は違法だと知っていた」などと容疑を認め、7人は「酒は出したが接待はしていない」などと否認、または一部否認している。
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