能登応援 石川・七尾に伝わる風習 「花嫁のれん」展 千駄木で10日まで

能登半島地震で被害を受けた石川県七尾市に古くから伝わる「花嫁のれん」を紹介する展示が2日、東京都文京区千駄木の「旧安田楠雄邸庭園」で始まる。かつて七尾市の人たちが邸宅修復の支援をしたことに対する恩返しの気持ちも込め、庭園を管理する「たてもの応援団」が企画した。10日まで。

花嫁のれんは嫁入りする娘にのれんを持たせる風習で江戸時代から続く。2008年に七尾市の商店街「一本杉通り振興会」が旧安田邸でのれんを展示し、その際に「応援団」に寄付をして同邸応接間のいすの修復に役立てられた。正月の地震で振興会も店舗が倒れるなど大きな被害を受けており、応援団が支援のため展示を決めた。

1日には、しょうゆ店を営む鳥居正子さん(70)ら振興会の4人が訪れ、色鮮やかなのれん約10点を飾り付けた=写真。鳥居さんは「現地は震災からの復興に向けて頑張っている。のれんを通じて七尾を身近に感じ、足を運んでもらえたら」と話した。一般千円、中高生700円、小学生300円。入館料の一部は復興の寄付に充てられる。(細川暁子)


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