<行ってみたら>芸能山城組 50周年公演 17日、なかのZERO大ホールで開催

打楽器「ジェゴグ」の演奏と合唱を披露する芸能山城組=2022年

芸能山城組が17日16時から、東京都中野区のなかのZERO大ホールで「創流五十周年記念公演『幻響(げんきょう)』其之壱(そのいち)<黎明(れいめい)>」を開催する。意識を失わない恍惚(こうこつ)状態「ライト・トランス」性を味わえるというステージだ。

第1章は、ブルガリア女声合唱、ジョージア男声合唱、タイ山岳地帯の相聞歌にヒントを得たポリフォニー(多声音楽)、インドネシア・バリ島の打楽器ジェゴグやガムランと合唱を融合させた作品など。第2章は山城組が担当したアニメ映画「AKIRA」(大友克洋監督)の音楽をもとにした最新作を披露。人間の声、ジェゴグ、電子楽器などを交錯させる。

芸能山城組はアマチュアのグループ。「人類本来のライフスタイルを模索し検証する実験集団」と自らを位置づけ、西欧スタイルを超えた音の表現に半世紀余り取り組んできた。海外での評価も高く、2017年にはLPレコード版「交響組曲AKIRA」が米ビルボード・アナログレコード部門で5位となった。

チケットはA席4千円など。詳細は「山城組幻響」でネット検索。(中村信也)


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