伊勢湾周辺で漁獲される冬の味覚「あのりふぐ」を紹介するイベントが11日、三重テラス(東京都中央区日本橋室町)であった。
「あのりふぐ」は700グラム以上の天然トラフグで、志摩半島の安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされることから、この名で呼ばれる。
イベントでは地元の漁師と仲買人によるトークセッションがあり、徹底した資源管理をしたり、底(そこ)はえ縄と呼ばれる漁具を使ったりすることで天然トラフグを守り続けていることを紹介。地元料理人があのりふぐのてっさ=写真=や、ふぐ汁などの料理を振る舞った。
伊勢志摩アンバサダーの尾崎ななみさんは「あのりふぐは志摩に行かないと食べられない貴重なもの。ぜひ現地に来て味わっていただければ」と話した。
あのりふぐは三重県志摩市の旅館や飲食店で3月上旬まで提供される。